府中のプロフェッショナルが伝える、足がつったときの対処
「明け方に足がつって起きてしまう」
「伸びをしようとしたら足をつってしまった」
秋から冬にかけては足がつりやすくなる方がとても増えてきます。
・歩けなくなる
・階段が昇れない
といった重症ではないのであまり気にしないものの、
足がつらないように恐る恐る背伸びをするというのも、
何となく物足りないですよね。
水分不足
足をつる原因の一つに水分不足が挙げられます。
体内の水分量は成人で約60〜70%、
ご高齢の方で約50〜60%と言われています。
夏場は汗をかくので意識して水分を摂りますが、
寒くなるにつれて、
喉が乾かなくなり水分を摂らなくなっていませんか?
さらに温かい飲み物はお茶やコーヒーなど、
カフェインを多く含むものを飲んでいると、
利尿作用によって水分がより出やすくなる場合もあります。
年齢を重ねるごとに体内の水分は溜めにくくなることから、
冬場こそ意識して温かい物を飲むようにしましょう。
ミネラル不足
もう一つ栄養の面で言えば、マグネシウムやカリウムといった
ミネラル不足も考えられます。
これは特に汗をかきやすい夏場に不足することが多いので、
冬はあまり意識が薄いかもしれません。
普段から野菜や海藻類・豆類を摂る習慣がないと、
慢性的に不足していることもあります。
冬場で言えば、
食事ごとにお味噌汁をいただくようにするのが一番理想的です。
適切な量の水分を温かい状態でいただけますし、
例えばワカメやお豆腐、油揚げ、大根などでミネラルも
摂ることができます。
湯気が出ることで乾燥を防いでくれるのもいいですね。
運動不足
あとは運動不足などによる体の緊張も考えられます。
寒くなるにつれて、
外で散歩する人が明らかに少なくなった気がします。
やっぱり寒いと外に出る回数が少なくなって、
歩く回数が減ってきます。
歩かなくなれば足の動きが少なくなって、
血流が悪くなり固まりやすくなります。
また、寒さで体が縮こまりやすくなるのも
緊張が抜けなくなる原因の一つ。
そのためにもレッグウォーマーなどで
足首を冷やさないようにしつつ、
定期的に歩いたりつま先の曲げ伸ばしを心がけましょう。
ストレッチ&コンディショニングめんてな 倉持江弥